2011年3月29日火曜日

栗田智仁のスイカの覚えておきたいマメ知識

栗田智仁のスイカの覚えておきたいマメ知識スイカは90%近く水分を含み、英語では「ウォーターメロン」と言われています。実際、日本でも江戸時代にスイカのことを「水瓜」と当て字で書いたようです。現在「西瓜」と書きますが、これは唐の時代に中国の西域から全域に伝わったことから付けられた名前で、西瓜(シィグァ)と言い、そのまま日本でスイカと言うようになりました。この時代のスイカは今のように甘くなく、砂糖をかけて食されていたようです。日本に伝えられたのは平安時代に中国からと言う説や、天正の時代にポルトガル人がカボチャ(南瓜)と共に長崎に種子を持ち込んだなど、様々な説があります。スイカとカボチャが同じ時期に日本に伝わっていたかもしれないなんて、面白いですね。 スイカは昔から腎臓病の妙薬として使われてきました。また体内の水分を排泄する働きがあるので、体にむくみがある人には絶大な効果があります。すいかの果肉の90%以上が水分なので、暑い夏、体のホテリを冷まし、涼を呼び、爽快感を与えてくれます。西瓜の選別法は、指で軽く弾くと、「ポンポン」と澄んだ音がします。これが良いすいかで、熟しきってしまっている西瓜は「ボテボテ」とした鈍い音がします(西瓜の中がタナ落ちして、空洞が広がっているため)。若過ぎる西瓜は「ピンピン」とした感じの高い音になります。種は表皮の縞模様のところに種が散らばっているので 縞目を避けて斜めに切りましょう。

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